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外来について

受付時間は?

受付時間 8時30分~11時30分
※8時30分に開院させていただきます。

予約は必要ですか?

初診・再診ともに事前予約が必要です。
※詳しくはこちら

初診で受診する場合、必要なものはありますか。

受診の際にお持ちいただくもの

  1. 健康保険証(資格証)または、マイナンバーカード
  2. 精神通院用自立支援、福祉医療券 等、各種受給券(お持ちの方)
  3. 紹介状(診療情報提供書)
  4. 現在服用しているお薬、お薬手帳または、薬剤情報の説明書

紹介状がなくても受診できますか。

スムーズな診療のために基本的にはお持ちいただきたいのですが、難しい場合は事前にご相談ください。

診察券を紛失した場合はどうすればいいですか。

1階事務所外来窓口にお申出ください。再発行させていただきます。
再発行手数料が必要になります。

駐車場はありますか。

病院建物横に外来専用駐車場(無料)があります。

タバコは吸えますか。

当院は敷地内全面禁煙となっています。
また病院周辺の道路においても禁煙をお願いしています。ご協力よろしくお願いいたします。

携帯電話、スマホは使用できますか。

建物外または、建物内の決められた場所での使用をお願いしています。

クレジットカードは使えますか。

現在取扱いは行っていません。
現金のみの取り扱いとさせていただきます。

病院内にATMはありますか。

ありません。

売店はありますか。

ありません。
飲料の自動販売機は設置しております。

入院について

面会時間は何時から何時までですか。

10時~18時です。事前の予約が必要となります。
当日は事務所受付にて面会申込書をご記入ください。

入院料の支払いは。

定期請求は月末締めで翌月15日前後に請求書をお届けします。退院時は、1階事務所窓口にてお支払いください。
※郵便事情により、お手元に届くのが遅くなる場合があります。

日曜、祝日、夜間でも入院費の支払いは可能ですか。

可能です。
ただし、おつりが出せませんのでおつりが出ないようにお持ちいただくようお願いいたします。
11時15分から12時15分の間は、休憩時間のため受付できません。
夜間は19時までにお願いいたします。

電話で入院されているかの問い合わせはできますか。

ご家族以外の方からの入院の有無、入院患者様の病状等に関しては、個人情報保護の観点から一切お答えしておりません。
ご家族にご確認いただくようお願いいたします。

認知症・認知症疾患医療センターについて

早くに気づく事でメリットはありますか?

  1. 病気の進行を遅らせるためのさまざまな工夫について、早目に対応することができます。
  2. 今後の生活を考える上で、必要な情報を備えることが可能となります。
  3. 正常圧水頭症や硬膜下血腫等、治療すれば治る可能性の認知症に早く対応することができます。

などのメリットがあります。

どんな症状に注意すればいいですか?

「おや、以前とは何か違う」と感じたらその感覚を大切にしてください。
下記は、家族がつくった認知症早期発見の目安です。医学的な診断基準ではありませんが、暮らしの中での目安として参考にしてください。

家族がつくった認知症早期発見の目安

~思い当たることがあればご相談ください~
出典 公益社団法人認知症の人と家族の会作成

もの忘れがひどい
  1. 今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる
  2. 同じことを何度も言う・問う・する
  3. しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている
  4. 財布・通帳・衣類等を盗まれたと人を疑う
判断・理解力が衰える
  1. 料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
  2. 新しいことが覚えられない
  3. 話のつじつまが合わない
  4. テレビ番組の内容が理解できなくなった
時間・場所がわからない
  1. 約束の日時や場所を間違えるようになった
  2. 慣れた道でも迷うことがある
人柄が変わる
  1. 些細なことで怒りっぽくなった
  2. 周りへの気づかいがなくなり頑固になった
  3. 自分の失敗を人のせいにする
  4. 「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた
不安感が強い
  1. ひとりになると怖がったり寂しがったりする
  2. 外出時、持ち物を何度も確かめる
  3. 「頭が変になった」と本人が訴える
意欲がなくなる
  1. 下着を替えず、身だしなみを構わなくなった
  2. 趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
  3. ふさぎ込んで何をするのも億劫がりいやがる

診断はどのようにするのですか?

問診や認知機能検査、血液検査などの臨床診断とCT等の画像診断を総合して診断します。

  1. 認知機能検査
    認知症症状の進行の程度、知的機能や認知機能を把握するために行います。
  2. 血液検査
    ビタミンB1やB12の欠乏や甲状腺ホルモンが欠乏する事により認知症のようにみえる場合があります。
    これらの疾患を区別するために実施します。
  3. 脳波検査
    てんかんとの区別や意識状態の評価を行うために実施します。
  4. CT検査
    脳の萎縮、萎縮の場所、脳梗塞、脳出血等がわかります。
  • ※他の病気やお薬等の影響により認知症のようにみえる場合もあります。
    日頃の健康状態、持病、飲んでいるお薬等も忘れずに医師に伝えてください。 
    詳しくはこちらをご覧ください。
  • ※受診の際には、日頃の状況を簡潔に伝えられるよう準備しておく事も大切です。

認知機能検査について教えてください

認知症になっても、人それぞれ出来る事は残っています。認知機能を評価する事で、苦手になっている事、保たれている機能を知る事ができます。

また、ご本人の特徴を把握し、生活する上ではどんなところを工夫すると良いか、周囲(ご家族、ご本人に関わる人)は何に注意すると良いか等、今後の対応を考える手掛かりとなります。

認知機能検査はどんな検査をするのですか。

  1. 改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)
    大まかな知的機能の障害の有無や程度を判定する事ができます。
  2. MMSE
    長谷川式と似ていますが、図形の模写(視空間認知能力)や遂行機能に関する項目があります。
  3. 時計描画検査(CDT)
    時計の絵を描く検査です。円の大きさ、数字の配置、針、中心点の位置の描き方から脳の機能を評価します。
  4. CDR
    認知症の重症度を見るための検査です。
  5. ADAS
    記憶を中心とした認知機能検査です。
  6. その他の検査(必要に応じて医師の指示により実施します。)
    1. FAB(前頭葉機能検査)
    2. 錯視反応(視覚的な認知機能)
    3. うつ病との鑑別検査
    4. 軽度認知障害の鑑別検査     等があります。

(1)~(5)の検査については全員の方に実施しています。

認知機能検査はどんな機能を調べているのですか。

  1. 記憶
    覚えた事を思い出す力の事です。記憶が障害されると体験した出来事や過去についての記憶が抜け落ちてしまいます。
  2. 見当識
    自分がおかれている状況を認識する力の事です。見当識が障害されると時間や何処にいるのか、誰と話をしているのかわからなくなります。
  3. 注意力
    脳機能の土台となるもので、同時に二つ以上の作業をしたり、集中する力の事を言います。
    注意力が低下するとそれまで普通にできていたことでも間違いが増えたり時間がかかったりします。
  4. 言語機能
    言語の理解や書字、会話する力であり、「聞く」「話す」「読む」「書く」に障害のある状態をいい、適切なコミュニケーションが困難な状態となります。
  5. 遂行機能
    ものごとを計画し、順序だてて実行する機能のことを遂行機能(すいこうきのう)といいます。
    遂行機能が低下すると、仕事や家事などの「段取り」が悪くなってしまいます。
  6. 視空間認知能力
    空間をみて何がどのような状態になっているかを知ったり、平面の地図や絵を見て立体的にイメージしたりする能力の事をいいます。
    視空間認知能力が低下すると位置関係がわからなくなったりします。

例えば、見当識・記憶・視空間認知能力が障害されると、自分が今何処にいて、これから何処にいくかがわからなくなり、迷子になったり、徘徊につながる可能性があります。

また、車の運転は、私たちが普段何気なくしている動作ですが、状況を把握し、素早い判断をしながら、手足を動かすなど、一度に多くの操作をする必要があります。注意力・遂行機能・視空間認知能力が低下したり、障害されることで、車間距離が短くなる、車庫入れに失敗する、高速道路の逆走、アクセルとブレーキの踏み間違え等、事故を起こす危険性が高まります。

どのような治療をするのですか?

  • 「薬による治療」と「本人が安心できる関わり、薬によらない治療」を組み合わせる事で認知機能障害の進行を遅らせ「行動・心理症状(BPSD)」をできるだけ予防することができます。
  • まだ認知症が完治する薬は開発されていませんが、認知症の進行を遅らせる、または症状を緩和する目的で使用できる薬があります。特にアルツハイマー型認知症に対しては、アミロイドを標的とする新たな治療薬が開発され、2023年12月からレカネマブ(レケンピ®)が、2024年11月からドナネマブ(ケサンラ®)が発売されたことで認知症の進行抑制に対する期待が増しています。
    また、アルツハイマー型認知症の行動·心理症状(BPSD)に対しては、これまで適応を持つ薬剤が存在しませんでしたが、2024年9月、統合失調症やうつ病の適応を有するブレクスピプラゾール(レキサルティ®)に「アルツハイマー型認知症に伴う焦燥感、易刺激性、興奮に起因する、過活動または攻撃的言動」の効能·効果が追加された事で、治療の選択肢が広がりました。
  • 本人のできる事に働きかける事は、認知機能の低下を防ぎ精神的な安定と自信を取り戻すことにつながります。

認知症と診断された時の家族の心構えを教えてください。

今の事は解らなくても、できる事はたくさん残されています。例えば、料理の段取りは忘れているかもしれませんが「野菜を刻む」等はできます。
できなくなった事ばかりに目を向けるのではなく、まだできる事を上手く引き出す関わりをしてみる事が大切です。

認知症は進行していきます、進行に応じて支援が必要となる場面が多くなります。どのような経過をたどるのか知っておくことで、ある程度見通しを持った介護ができると思います。

でも、頑張りすぎない事です。
一人で抱え込まないで自分自身もいたわりましょう!!

介護保険サービスの利用や家族の会、地域包括支援センター等の相談機関を活用するのもひとつです!!

当ホームページに掲載の認知症対応のコツシリーズも参考にご覧ください。

青祥会
診療時間・休診日
外来診療
月 - 土 / 9:00 - 17:00
受付時間
8:30 - 11:30
※初診は予約制です。詳しくはこちら

※認知症疾患医療センターは月・水・土(10:00/11:30/12:30/14:30)で事前予約が必要となります。

休診日
日曜日、祝日、夏季(8月15日)、年末年始(12月30日~1月3日)、創立記念日(3月8日)
お問い合わせ
0749-62-1652
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