ご挨拶

 我が国は、2008年以降急速な人口減少が始まり、50年後の総人口は、約8,800万人と予測されています。この人口減少のスピードは、他の先進諸国に比較して世界一であり、労働力人口が医療・介護・福祉人材をはじめ様々な業種・分野で大幅に不足することは国民的課題であります。
 一方、我が国は、男・女とも平均寿命が80歳を超え、人生百年時代に突入し超長寿社会を迎えることとなりました。滋賀県におきましては、男性が81.78歳で全国1位、女性は87.57歳で4位となりました。  
 人生百年時代は、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が健康で元気に活躍し続けられ、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる社会にすることが重要とされています。
 こうした中、青祥会は、質の高い医療・介護・福祉のサービスを一体的に提供する仕組みとしての青祥会ケアシステムの構築を目指し、平成28年度から開始しました第一期中期経営計画(中期ビジョン)は、終盤を迎えており、診療報酬・介護報酬の同時改定に合わせ、平成30年4月から3年間の第二期計画を策定します。
 青祥会は、湖北・湖東地域をはじめ滋賀県の医療と社会福祉の活力を生むエンジンとして時代をリードし、如何なる困難においても、地域の確かな未来を拓く先導者としての役割と責任を果たし、地域の中心となって世代を超えて人と人、人と人の心が通い合う「我が事」「丸ごと」で繋がる地域共生社会づくりに尽力して参ります。
 また、経営の基本となる青祥会の「理念」の実践を徹底し、さらには「理念」に基づいた目標を達成していくために持てる力を最大限に発揮し地域医療・地域福祉の発展に全力で貢献いたします。
 さらには、平成30年4月の経営の重要ポイントとなる診療報酬・介護報酬の同時改定は、診療報酬が本体で0.55%、介護報酬が全体で0.54%の微増となり、国や地域から求められている役割等をしっかりと認識し、関係機関と連携し行政が策定する医療計画・介護計画への施策に対応していきます。
 平成30年は、セフィロト病院が創立60周年に当たり、さらに大きく飛躍する年として、次の5つの重点項目を掲げ、事業運営に取り組んで参りますので、皆様方の深いご理解とご協力、ご尽力をお願いいたします。

1. 医療・介護サービス向上の取組

 患者・利用者様の自立を支援し、質の高い医療・介護・福祉の一体的なサービスの提供に努めます。また、地域の誰もが安心して暮らせる地域包括ケアシステムとしての認知症ケアシステム「セフィロト病院の認知症疾患医療センター・認知症治療病棟等が中心」を含む青祥会ケアシステムの構築を全事業所、全職員が一丸となって推進し、地域共生社会の実現を目指します。

2. 地域貢献活動の取組

 社会福祉法人制度改革により、地域における公益的な取組みを実施する責務が明確化され、地域と連携・協働化した事業の推進が必要です。法人、病院、施設、事業所単位で専門性を活かして地域貢献活動を実施するなど、今後は、地域に開かれた医療・介護・福祉の情報発信の拠点として貢献して参ります。また、介護職員等の人材育成・養成研修等は、公開講座に努めさらに力を入れて参ります。

3. 人材の確保・育成の取組

 医療・介護・福祉のサービス提供の根幹である人材の確保と育成は極めて重要な課題です。青祥会の基本理念である「和顔愛語」の心を大切にし、世相をしっかりと見据え、法人の将来を志向できる人材の育成に努めて参ります。また、新人事制度は、平成30年度中の開始を目処に構築委員会を中心に進めて参ります。さらには今後、業務のIT化や効率化を図るなど、働き方改革を進めワークライフバランスの取れた職場環境づくりに努めます。

4. 組織強化の取組

 国・県・市等行政の方針を注視し、時代を先取りできる組織を確立し、法人全体としての健全経営に努めて参ります。また、国の方針を見据え在宅医療・在宅介護サービスの提供は、より一層の充実強化を図ります。また、看護・介護記録電子化等をはじめIT化を推進し、業務改善の取組みにより一層の効率化や連携強化を図ることで法人のサービス提供の最大化に努めます。

5. 経営基盤充実の取組

 社会福祉法人制度改革としての事業運営の透明性や経営組織のガバナンスの強化等の実施を推進することにより、地域から最も信頼される法人を目指します。また、新人事制度構築の一環としての人事・給与システムの電子化導入による労務管理の改善を図ることや、地域のニーズに対応できる施設として計画的な大規模改修に取組み快適な環境づくりを進めて参ります。

平成30(2018)年1月 
社会福祉法人 青祥会
理事長 畑下 嘉之

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